増改築工事
鉄筋型枠工事中です
再び躯体工事です
2017-02-03
北館のALC工事は引き続き施工中です。
南東館、新南館は地中梁工事にかかっています。
太めの鉄筋にフープ状に加工された鉄筋を取り付けていきます。
傍から見ると「適当に並べてるだけで簡単な仕事じゃないか」って思うかもしれませんが
それはとんでもない間違いです。きっちりとした配置にしないと、コンクリートの厚みが
足りない等(「かぶりがたりない」といいます)建物の強度に著しく関わってきます。
コンクリートを打設する前には配筋検査というものがありますが、その検査に通らないと
やり直しとなって、工程に遅れが出たりもします。
ところで、「鉄筋屋さん」というと現場では鉄筋を組み立てる鉄筋工のことを指します。
多くの場合、鉄筋材料を納める会社は商社を通じて納入します(材料屋と呼ばれたりもします)。
ゼネコンと商社が材料の購入契約をし、商社を通じて鉄筋製造会社が鉄筋加工会社(力のある
鉄筋工の会社は自分の加工場)へ納品しそこで現場用に加工します。加工された鉄筋が
現場に運ばれてきて、それを組み立てることになります。現場内に加工場を作るスペースが
ある場合は現場内加工をすることで運搬コストを下げることもできます。
ちなみに当院の現場には加工スペースがないので加工されたものが納品されていると推測します。(写真右)
そして無造作に置かれているように見えますが、とても大事な点があります。それは木の板などの上に乗せて
あるところです。
現場の材料は地面に直置きすることを嫌います。材質が落ちたり、運搬時に不便をきたすことが多いので
噛まし物(リン木と言います。木でなくてもリン木です)をします。(ALC工事中の写真もそうなってますね?)
いつもこういった知恵や職人技には感心させられます。